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難関校に合格する人

難関校に合格する人、勉強のできる人は、努力を継続した人。このことは、時代や社会情勢が変わろうと、絶対に変わることのない「真理」なのですが、問題は、どうすれば努力を継続できるかということです。私は長年受験指導に取り組んできましたが、昔に比べて、最近はやる気に欠ける受験生が目立って増えてきました。昔の受験生は、「もっとしっかりやらなければ」などと厳しく指導すると、なにくそとばかりに立ち向かってきたものです。ところが最近は、ちょっと厳しく注意すると授業に出てこない、あるいは与えた課題をやってこずに、平然と授業に出てくる生徒が増えているのが実情です。なかには「大学は行きたいけれど、勉強で苦しむのは嫌だ。楽に入れる方法を教えてほしい」と公言してはばからない受験生もいます。たとえ、成績は良くなくとも、努力し、勉強すれば一年後にはトップクラスの難関校に合格する可能性を秘めているのですが、受験の前提条件になる努力を嫌がっているようでは、中堅クラスの大学も難しくなります。

塾の先生に相談する

「早寝早起き朝ごはん」の原則は、夏休み中も絶対に崩さないということを家中で守りたいものです。夏休みだからといって、ただ漫然と勉強したのでは学習効果は上がりません。この夏休み、何に重点を置くか決めましょう。これは、お子さんのこれまでの勉強の進み具合で違ってきます。三・四年生から塾に通っている場合は、六年生の一学期までに一とおり全範囲の学習は終わっているのが普通です。夏期講習のコースがこれまで習ったことを総復習するコースなら、夏期講習の予・復習に全力投球すればいいでしょう。よく通わせているだけで安心しているお母さんがいますが、夏期講習も家で予・復習するかどうかで効果はまるで違ってきます。必ず家でもお子さんが夏期講習のテキストに向かう習慣を付けてあげてください。そのうえで、夏期講習のない期間を、苦手分野の克服にあてます。これまで塾でやったテストの答案を点検し、点が取れていないところ、間違えているところを発見します。こうした時間がない、あるいは点検する材料がないというときは、塾の先生に相談するといいでしょう。

記憶の貯蔵段階で効果を高めるには

記憶の貯蔵(保持)段階で効果を高めるには、これはもう復習しかない。最近の研究によれば、記憶は海馬に一時保存され、これが本格的に長期記憶になると側頭葉に転写されるという。海馬がメモリで、側頭葉がハードディスクだと考えればよい。メモリは容量が限られているため短期間でたくさんのことを憶えるのは難しいが、側頭葉は無限に近い容量を持っている。海馬に入ってきた情報は重要だと判断されれば側頭葉に転写されるが、必要のない記憶は捨てられてしまう。海馬が重要情報と不必要情報を判別する仕組みは非常に単純で、情報が入ってくる頻度によるとされる。もちろん生命の危機にかかわるような重大事ならば一度で憶えるようにできているのだろうが、一般事象に関していえば、ある一定期間同じ情報が入ってこないと、機械的に不要と判断されるようだ。逆に同じ情報が入ってくると大切なものと判断され、側頭葉に転写される。不必要な情報を捨てるまでの期間は、現時点では1ヵ月くらいだといわれている。意外と長く待ってくれるという印象ではないだろうか。


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